2020-01-01から1年間の記事一覧

ドパミンアゴニストの違い

麦角系 ・カベルゴリン(カバサール) ・ブロモクリプチン(パーロデル) ・ペルゴリド(ペルマックス) 非麦角系 ・プラミペキソール(ビ・シフロール/ミラペックスLA) ・タリペキソール(ドミン) ・ロピニロール(レキップ/レキップCR/ハルロピ) ・ロチ…

大脳基底核とパーキンソン手術療法

大脳基底核とは 機能 回路 通常時 異常時 手術療法 大脳基底核とは 運動や情動など人間のなめらかな動きを調節する部位。人など高次生物は皮質からの情報を調節して皮質を通し脊髄へ投射する。 四つで構成されている ① 線条体・・・尾状核 被殻 腹側線条体か…

NSAIDSで眠気

NSADISで眩暈出ることがあるかと患者に聞かれた。全然知らなかったけど添付文書観たら書いてあった。 13. 精神神経系(0.1%未満) 頭痛、眠気、めまい、不眠、しびれ 本剤投与中に眠気、めまい、霧視を訴える患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従…

パーキンソン病とは

パーキンソン病とは 運動症状 非運動症状 治療 ・Lドパ製剤 ・Lドパ/DCI阻害薬配合錠(ネオドパストン、マドパー) ・Lドパ/DCI阻害薬/COMT阻害薬配合錠(スタレボ) ・Lドパ+カルビドパ空腸投与用製剤(デュオドーパ) ・ドパミンアゴニスト ・MAOB阻害薬(…

トレリーフとエクセグランの違い

適応症と値段 ・エクセグラン ・トレリーフ 価格差がえぐい 適応症と値段 どちらも有効成分ゾニサミドの製剤。作用機序は謎 T型Caチャネル阻害とMAO-B阻害作用が示唆されている。ほかにもグルタミン酸神経の抑制作用とか、神経保護作用があるらしい。炭酸脱…

アモキシシリンの禁忌

伝染性単核球症患者に対して禁忌 伝染性単核球症とは ・原因 ・症状 ・治療 余談 伝染性単核球症患者に対して禁忌 伝染性単核球症とは ・原因 HPVの一種であるEBウイルスによる感染症。多くの人間が幼少期に体内に侵入され、抗体ができているため成人後発症…

クラバモックスとオーグメンチンの違い そしてアモキシシリン

どちらもアモキシシリン、クラブラン酸配合製剤 配合比率が異なる どちらもアモキシシリン、クラブラン酸配合製剤 βラクタム系抗菌薬のアモキシシリンとβラクタマーゼ阻害薬のクラブラン酸 配合比率が異なる オーグメンチン125SS オーグメンチン250SS ク…

ビバンセとコンサータ

厳しい流通管理がされている コンサータは今まで通り管理されている。ビバンセは格言になるのでこれも流通管理。ちなみにビバンセは18歳未満に使うように作られてます。 実際に処方箋持ってくる患者が来たら ① 患者カード、処方せん、身分証を確認 身分証…

アルファカルシドールとエディロールの違い

活性型ビタミンD製剤 アルファカルシドール エルデカルシトール 活性型ビタミンD製剤 アルファカルシドール 効能・効果○骨粗鬆症○下記疾患におけるビタミンD代謝異常に伴う諸症状(低カルシウム血症、テタニー、骨痛、骨病変等)の改善慢性腎不全、副甲状腺…

フレックスタッチとフレックスペンの違い

推しやすくなったらしい 推しやすくなったらしい ・ 注入ボタンが伸びず、押しやすくなった。 ・ 注入ボタンが軽く、より小さい力で注入できるようになった。 ・ 注入単位設定時によりクリック感やクリック音を強くすることで、視力の弱い患者にとってより確…

リアルダペンタサアサコール

潰瘍性大腸炎、クローン病のお薬 アサコール ペンタサ リアルダ 潰瘍性大腸炎、クローン病のお薬 アサコール 用量:2400~3600mgを一日3回服用 pH7以上で崩壊するコーティングがされているため小腸よりも下で崩壊する。大体会長から大腸まで ペンタサ 用…

H2ブロッカーの適応外使用

シメチジン ファモチジン ラニチジン ニザチジン ラフチジン シメチジン 透析時の異所性石灰化、石灰沈着性腱板炎 整形領域でたまに見られる。CYP3A4阻害作用とALDH阻害作用があるので飲み合わせ注意。 ファモチジン H1ブロッカーで効果の得られない蕁麻疹 …

ループ利尿薬の違い

ループ利尿薬とは 種類 フロセミド(ルプラック) アゾセミド(ダイアート) トラセミド(ルプラック) 余談 ループ利尿薬とは 尿細管におけるヘンレループ上行系に存在する、Na/K/2Cl共輸送系を阻害することで尿管内浸透圧を上昇させ水の再吸収を阻害し利尿…

舌下投与の意味

舌下錠とは 舌下錠とは錠剤の1種で、口腔内で溶かして使用する薬。噛み砕いたり、嚥下してはいけない。※舌下錠を飲み込んだ場合、即効性が失われたり効果そのものが無くなってしまう。 舌下錠は舌の下に入れて使用する。唾液によって薬が溶け、有効成分が口…

ゾルピデムは女性に効きすぎる?

2013年、FDAからゾルピデム女性に効きすぎ問題発表 それに対して2019年ゾルピデム服用に対するリスク評価を行っている。 背景:2013年、食品医薬品局(FDA)は、女性は就寝時にゾルピデムを服用すると、日中の過剰な鎮静と運転能力の低下のリスクがある…

COX2阻害薬のはなし

有名な副作用は血栓塞栓性リスク 代表的なのはセレコックス。一日2回の服用で長く効く、整形ではよく使われるお薬。ロキソニンなどと比べて胃腸障害も起きにくく使いやすい。4週間以上使って効果なければほかの薬を考えなければならないと添付文章には書い…

ビスホスホネート飲み忘れたら?

基本的に次の日で大丈夫 ◎連日服用製剤 水以外の飲食後に気付いた場合には、その日は服用せず、翌日からの服用とします。 ◎週1回服用製剤 同様に水以外の飲食後に気付いた場合には、その日には服用せず、翌日から服用とします。その次は、1週間空ける必要は…

テリボンとフォルテオの違い

投与間隔とどこでやるかの違い テリボンは病院で週一回皮下注してもらうもの フォルテオは一日一回自分で注射するもの だったが2019年の終わりごろにテリボンにも自己注射キットが出た テリボン フォルテオ 用法 週2回 毎日 用量 28.2μg 20μg そもそもテ…

ミルクアルカリ症候群

大量のカルシウムと制酸剤により引き起こされる相互作用 20世紀の初め頃に,胃潰瘍の治療法として牛乳(クリーム,タマゴ,シリアルも)とMg製剤(重炭酸,ビスマスも)とを結晶ができないように30分あけて1セットとして1時間おきに飲むというものが発明され…

プラリアとランマークの違い

投与間隔と適応症の違い プラリア ランマーク 有効成分 デノスマブ デノスマブ 規格 60mg/本 120mg/本 効能効果 骨粗鬆症 多発性骨髄腫による骨病変および固形癌骨転移による骨病変 用法用量 6か月に一回皮下注 4週間に一回皮下注 原発性の骨粗鬆症か…

早期胃腫瘍の内視鏡的切除を受ける患者における胃癌に対するレバミピドの化学予防効果

アブストラクト 背景/目的 . これまでの研究では、レバミピドが胃癌に対する保護作用を有する可能性があることが示されているが、胃癌のリスクが高い患者におけるレバミピドの化学的予防効果に関する疫学的研究は行われていない。本研究の目的は、レバミピド…

セントジョーンズワートの作用

CYP誘導だけじゃない作用 CYP3A4誘導させる物質として有名であるSJWはそれ以外にも相互作用があり精神領域では注意が必要。 セント・ジョーンズ・ワートの医療的利用の最初の記録は古代ギリシアにまでさかのぼり、以来利用されてきている。 またネイティブア…

抗精神病薬の副作用

そもそものサブタイプ D2阻害:CTZによる悪心の抑制、陽性症状の抑制、PRL分泌促進、EPS発現 5HT1A/B刺激:抗うつ作用、入眠改善 5HT2B/C阻害:陰性症状改善、EPSの軽減、食欲増進 5HT3遮断:腹痛、悪心、下痢改善 H1遮断:沈静、食欲増進 α遮断;低血圧 M…

非定型抗精神病薬の特徴

SDA(Serotonin-Dopamine Antagonist) セロトニンとドパミン受容体を遮断することで陽性、陰性症状をおさえる。 またこのほかにもα受容体やヒスタミン受容体、アセチルコリン受容体などにも社団作用があるためそれによる副作用が発生する。 リスペリドン(…

統合失調症の治療

治療の必要性 治療方針 非薬物療法 薬物療法 定型抗精神病薬 定型抗精神病薬 治療の必要性 多くが若年期に罹患しその後、再発と緩解を繰り返し慢性的に進行していく。社会的機能の低下を防ぐためにも早期からの治療が必要。 治療方針 抗精神病薬による薬物治…

統合失調症って?

統合失調症とは 定義 原因 典型的な症状 疫学 予後 統合失調症とは 定義 幻覚、妄想などの特徴的な症状に加え、知覚、思考、感情、意欲など多くの精神機能領域が障害される精神疾患 原因 仮説は多数存在する。脳神経によるもので解剖は難しく確定はされてい…

OS-1

OS-1 栄養成分表示 副作用 OS-1 サイトより 下記の1日当たり目安量を参考に、脱水状態に合わせて適宜増減してお飲みください。 学童~成人(高齢者を含む):500~1000mL(g) /日 幼児:300~600mL(g) /日 乳児:体重1kgあたり30~50mL(g) /日 ※gは、オーエス…