COX2阻害薬のはなし

有名な副作用は血栓塞栓性リスク

代表的なのはセレコックス。一日2回の服用で長く効く、整形ではよく使われるお薬。ロキソニンなどと比べて胃腸障害も起きにくく使いやすい。4週間以上使って効果なければほかの薬を考えなければならないと添付文章には書いてあるけど内緒だ。

機序(仮説)

アラキドン酸カスケードにおけるシクロオキシゲナーゼを阻害することでNSAIDSは鎮痛効果を発揮する。COX1はPGとTXA2、COX2は主にPGの産生を担っており、通常のNSAIDSであれば療法阻害してバランスが取れている。しかしCOX2だけだとPGI2の産生が弱まる+TXA2は産生され続けることから血小板凝固に傾くための言われている。

胃腸障害が起きにくいのはCOX2が炎症部位に局所的に分布していることから胃粘膜防御因子の産生を抑制しないことから。

ちなみにセレコックスはCYP2C9阻害作用があるからワルファリン注意

 

HIGHEST DRUG: NSAIDã®è©±