セントジョーンズワートの作用

CYP誘導だけじゃない作用

CYP3A4誘導させる物質として有名であるSJWはそれ以外にも相互作用があり精神領域では注意が必要。

 

セント・ジョーンズ・ワートの医療的利用の最初の記録は古代ギリシアにまでさかのぼり、以来利用されてきている。 またネイティブアメリカンも人工妊娠中絶薬 抗炎症剤、収斂剤 消毒剤として使用してきた。

現代医学において標準的なセント・ジョーンズ・ワートの抽出物はうつ病や不安障害の一般的な処置として用いられている。ホメオパシーにおいては多くの医学的な問題に対する処置として用いられるが、その効果の程は正確には記載されていない。歴史的にはセント・ジョーンズ・ワートの花や茎は赤や黄色の色素を作るために用いられてきた。

今日セント・ジョーンズ・ワートうつ病への処置法(あるいはその可能性)として最も知られている。ドイツをはじめいくつかの国では軽度のうつに対して従来の抗うつ薬より広く処方されている[1]。標準的な抽出物はタブレット、カプセル、ティーバッグとして一般の薬局等で購入することが可能である。

欧州では、伝統的医薬品として流通しているが日本においては、薬事法上、薬効を標榜しない限りは「食品」扱いであり、ハーブとして市販されている。しかし、多くの薬物と相互作用をするので、厚生労働省からも注意が必要であると喚起されている。

                               Wikipediaより

うつ病薬として

www.cochrane.org

ふつうにすごくない?作用はセロトニンの再取り込み阻害によるものだからSSRIといえる。

気を付けるべき相互作用

  • 抗血小板薬、抗凝固薬

セロトニン再取り込み阻害作用により出血傾向が増進する可能性がある。

セロトニン濃度上昇によりセロトニン症候群のおそれがある。