抗精神病薬の副作用
そもそものサブタイプ
D2阻害:CTZによる悪心の抑制、陽性症状の抑制、PRL分泌促進、EPS発現
5HT1A/B刺激:抗うつ作用、入眠改善
5HT2B/C阻害:陰性症状改善、EPSの軽減、食欲増進
5HT3遮断:腹痛、悪心、下痢改善
H1遮断:沈静、食欲増進
α遮断;低血圧
M1遮断:認知機能低下
M2遮断:消火器障害
M3遮断:耐糖能異常
ざっとこんなもの。セロトニンは詳しくやるとやばい
錐体外路障害(EPS)
抗精神病薬で最も一般的な副作用。D2遮断によるもの。
- アカシジア:正坐不能
- ジスキネジア:不随意運動。無意識に手足が動く
- ジストニア:筋肉のこわばり、眼球上転やきゅうにうしろを向いたりなど
- アキネジア:無動症
- パーキンソニズム:振戦、すくみ足、無動、こわばり
抗コリン作用による副作用
M遮断により起こる
- 口渇
- 便秘
- 眼圧上昇
- 麻痺性イレウス:腸管の動きが止まり内容物が排泄できない状態
血糖値上昇、体重増加
MとH遮断で起きる
過鎮静でそもそも動いてなかったり、ストレスで過食をしていたり、口渇にジュースやあめなどよく摂取している場合もあるため生活習慣の確認は必要。