クラバモックスとオーグメンチンの違い そしてアモキシシリン

どちらもアモキシシリン、クラブラン酸配合製剤

βラクタム系抗菌薬のアモキシシリンとβラクタマーゼ阻害薬のクラブラン酸

配合比率が異なる

  オーグメンチン125SS オーグメンチン250SS クラバモックス
アモキシシリン 125mg 250mg 600mg
クラブラン酸 62.5mg 125mg 42.9mg

 

オーグメンチンが作られたころは1:2がよく効く比率と言われていたが、1:14のほうが効くとのことで作り替えられた。

実際オーグメンチンに追加としてサワシリンを載せてくることもあるため注意。

 

 

ビバンセとコンサータ

厳しい流通管理がされている

コンサータは今まで通り管理されている。ビバンセは格言になるのでこれも流通管理。ちなみにビバンセは18歳未満に使うように作られてます。

実際に処方箋持ってくる患者が来たら

① 患者カード、処方せん、身分証を確認

身分証はその可否が提示されました。

https://ozisanyakuzaishi.hatsumeiobatchi.com/download/mibunsyoumei.pdf

受給者証とか保険証は二点必要ありとか学生証はよくて社員証はだめとかちょっと細かいから受けるたびに気にしなければならない。

 

② 確認し下記六点を確認する

調剤時確認事項(下記6点)

処方箋が真正のものであること→虚偽の文章であるため都道府県に報告
その処方箋による調剤がなされていないこと→これも都道府県
処方箋、患者カード、身分証明書の3点を患者が持参していること→処方箋は一回返してもっかい持ってくるように指導
処方医師及び処方箋発行医療機関が登録システムに登録されていること→処方箋は回収し、システム事務局に報告
患者カードに記載されているID番号より得られた登録システム上の患者情報と身分証明書の患者情報を照合した結果、処方箋を交付された人物と患者カードの情報に矛盾がないこと→回収、疑義照会を行いシステムにも報告
患者カードに記載されているID番号より得られた登録システム上の患者情報及び処方内容を確認した結果、患者が重複投与ではないこと、かつ不適正使用の可能性がないこと→回収、疑義照会を行い、システムにも報告

 

③ システムに報告し、調剤を行う。

例外規定

処方内容が登録されていない処方箋が来た場合下記条件を満たすことで調剤可能

処方箋発行医師が登録医師であること
当該患者が登録患者であること
当該患者で2回目以降のコンサータ錠又はビバンセカプセルの処方であり、前回の処方内容登録が完了していること
処方箋発行医師に疑義照会を行い、処方内容に疑義がないことを確認すること
登録システム上で上記①~③の内容を確認し、④を実施した旨を報告すること

 

 

 

 

アルファカルシドールとエディロールの違い

活性型ビタミンD製剤

アルファカルシドール

 効能・効果
骨粗鬆症
○下記疾患におけるビタミンD代謝異常に伴う諸症状(低カルシウム血症、テタニー、骨痛、骨病変等)の改善
慢性腎不全、副甲状腺機能低下症、ビタミンD抵抗性クル病・骨軟化症

1位が水酸化された活性型ビタミンD製剤。肝臓で25位の水酸化が必要であるが、肝障害時であっても活性化はされる。

剤形

錠、カプセル、内用液、散

内用液もあるため嚥げ下機能低下者に使える。また妊婦に禁忌でない

小児への適応もありGEも発売されていて使いやすい。

 

エルデカルシトール

効能・効果

骨粗しょう症

骨粗鬆症のみ適応がある

エルデカルシトールは1位も25位も水酸化されている。

妊婦は禁忌。剤形もカプセルのみ。小児へ使用成績あまりなし。

 

目的:エルデカルシトール(ELD)はビタミンDアナログの活性型であり、日本では骨粗鬆症の治療薬として承認されている。近年、多くの多施設無作為化比較臨床試験が実施されている。本研究では、これらの試験結果を総合的にまとめることを目的としている。

方法. MEDLINE、EMBASE、Cochrane Central Register of Controlled Trialsのデータベースを2015年2月28日までに検索した。各データベースを「エルデカルシトール」と「ED-71」の検索語で検索し、結果をまとめた。検索された3つの独立した臨床試験のデータには、合計1,332人の骨粗鬆症患者が含まれていた。3つの試験からデータをプールした後、RevManソフトウェアを用いてメタアナリシスを行い、骨ミネラル密度(BMD)と骨ターンオーバーマーカー(BTM)タイプIコラーゲンアミノ末端テロペプチド(NTX)に対するELDの効果を決定した。また、骨形成および骨吸収パラメータ、下部脊椎の椎体骨折の発生率、および骨粗鬆症患者の健康関連QOL(HRQOL)のいくつかに対するELDの効果もまとめた。

結果 . 総合効果の検定Z=6.35で、ELDは腰椎BMDを増加させた(P<0.00001)。アルファカルシドールと比較して、ELDはNTXレベルをより大きく抑制した(総合効果の検定Z=3.82、P<0.0001)。また、ELDは0.75μg/日の用量で骨アルカリホスファターゼ(BALP)を19%(P<0.01)、オステオカルシンを19%(P<0.01)抑制することが確認された。ELDはアルファカルシドールと比較して、血清BALP(26±9 vs 32±11 U/L、P<0.05)およびプロコラーゲンI(PINP)のアミノ末端プロペプチド(42±15 vs 59±23 ng/mL、P<0.05)を抑制する高い効力を示した。また、ELDは脊椎下部の椎体骨折の発生率を低下させる効果が認められた(P=0.029)。

結論:メタ解析の結果,ELDはアルファカルシドールよりもBTM(NTX)を抑制する効果が高いことが示された。臨床データから、ELDは腰椎BMDを増加させ、NTX、BALP、オステオカルシン、PINPなどのBTMを抑制し、下部脊椎の椎体骨折の発生率を減少させ、骨粗鬆症患者のHRQOLを増加させることで、骨粗鬆症の治療に効果的であることが示唆された。


www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。 PMID:26869769

 

 骨粗鬆症であればエディロールのほうがいいのかな。また腎機能低下している患者に対しては効きすぎるためアルファロールを選択する医師もいるっぽい。強いのは確実にエディロール

フレックスタッチとフレックスペンの違い

 

 

推しやすくなったらしい

      ・ 注入ボタンが伸びず、押しやすくなった。

 

      ・ 注入ボタンが軽く、より小さい力で注入できるようになった。

 

      ・ 注入単位設定時によりクリック感やクリック音を強くすることで、視力の弱い患者にとってより確実な単位設定をサポートする。

 

      ・ 注入完了時に「カチッ」という音で注入完了を確認することができるようになった。

 

    ・ 他のインスリンと併用する時の識別性向上のために、カートリッジホルダーが色づけされている。

ãã ãã«ãã£ã¹ã¯ããããã©ããã注 ãã¬ãã¯ã¹ã¿ããããçºå£²ï½ãã ...

 



リアルダペンタサアサコール

 潰瘍性大腸炎クローン病のお薬

アサコール

用量:2400~3600mgを一日3回服用

pH7以上で崩壊するコーティングがされているため小腸よりも下で崩壊する。大体会長から大腸まで

ペンタサ

用量:1500mgを1日3回 2250mgまで増量できる。活動期には4000mg分2も可

エチルセルロースによるコーティングで小腸から大腸まで幅広くカバーできる。

リアルダ

用量:2400~4800mg一日1回

一日一回でおk。親油性基材と親水性基材が混ざったマトリックス型の素錠にpH応答性のコーティングが施されている。それにより大腸に到達してから持続的に放出されるため一日1回で大丈夫なんだね。冷所!!!!!!!!!!!!!!!

H2ブロッカーの適応外使用

 

シメチジン

 透析時の異所性石灰化、石灰沈着性腱板炎

整形領域でたまに見られる。CYP3A4阻害作用とALDH阻害作用があるので飲み合わせ注意。

ファモチジン

H1ブロッカーで効果の得られない蕁麻疹

あまりみられないかも

ラニチジン

腹部手術後の好中球活性化を抑制し、過剰な炎症を抑制

全部メーカー回収になったからこれからは見ないと思う

ニザチジン

AChE阻害による消化管運動亢進と唾液分泌促進

ラフチジン

抗がん剤による口内炎、感覚異常、末しょう神経障害などの緩和

ループ利尿薬の違い

 

ループ利尿薬とは

尿細管におけるヘンレループ上行系に存在する、Na/K/2Cl共輸送系を阻害することで尿管内浸透圧を上昇させ水の再吸収を阻害し利尿作用を呈する。遠位尿細管のNa/K交感系が二次的に促進され低K血症が起こる。また、ヘンレループにおいて陽子電荷がおおいことからCaイオンの吸収も阻害され低Ca血症も起こる。尿酸値も上がる。近位尿細管にあるNPT4によって尿酸は排泄されるがループ、チアジドはこれを強く阻害するため。

たんぱく結合率がとっても高く糸球体でろ過を受けずに尿細管毛細血管へ到達する。そのため低アルブミン血症では効果が減弱する2.0以下。また尿たんぱくがでているネフローゼや腎障害者に対しても吸着するので効果は弱まる。

 

種類

フロセミド(ルプラック)

 適応;高血圧症、浮腫、月経前緊張症PMS)

用量:フロセミドとして一日一回40~80mg

ルーぷのなかでは唯一高血圧に適応がある。 またPMSにも適応ついている。水分貯留するのが原因らしくてフルイトランにもある。半減期は0.35hrと短く定常状態は存在しない。服用後一時間ほどで効果が出るので大体朝食後で処方される。ただ夕食後で出しても返戻は来ない。BAが10%~100%と個人差がとても大きい

ちょっと前にcopdへのフロセミド末吸入が有効かもって言われてたけどそれは否定されている。

 

アゾセミド(ダイアート)

適応:浮腫

用量:アゾセミドとして30mg1日2回か60mg1日1回

半減期:2.8hr 定常状態は存在しないと思われるがフロセミドより効果時間は長く下記の報告もある。

 

背景:利尿薬は心不全患者に最も多く処方される薬である。しかし、利尿薬の長期的な効果に関する臨床的なエビデンスは不足している。本研究の目的は,慢性心不全(CHF)患者を対象に,フロセミドとアゾセミドという短作動性ループ利尿薬と長時間作動性ループ利尿薬の治療効果を比較することであった。

方法と結果 . この多施設、前向き、無作為化、オープン、盲検エンドポイント試験では、慢性心不全(CHF)とニューヨーク心臓協会クラスIIまたはIIIの症状を有する患者を対象に、アゾセミドとフロセミドの効果を比較した。320 例(各群 160 例,平均年齢 71 歳)を最低 2 年間追跡調査した.主要エンドポイントは、心血管死またはうっ血性HFによる計画外入院の複合値であった。追跡期間中央値35.2ヵ月の間に、主要エンドポイントはアゾセミド群で23例、フロセミド群で34例に発現した(ハザード比[HR]、0.55、95%信頼区間[CI] 0.32-0.95:P=0.03)。副次評価項目であるうっ血性HFの計画外入院や治療の変更の必要性も、アゾセミド群ではフロセミド群に比べて減少した(HR、0.60、95%CI 0.36-0.99:P=0.048)。

結論 . アゾセミドはフロセミドと比較して、心血管疾患による死亡やうっ血性HFの計画外入院のリスクを減少させた。

 PMID 22451450

トラセミド(ルプラック)

適応:浮腫

用量:1日1回4~8mg

半減期は2hrほど反復服用してもパラメータに変化なかったことから定常状態は存在しない。用量依存的な利尿作用を有する(ラット)。
本剤の効力は類薬フロセミドに比較して,利尿作用で約 10~30 倍,抗浮腫作用で約 10 倍強力である。
本剤の血中濃度半減期は約 2 時間で,利尿作用は約 6~8 時間持続する。今日輸送体への親和性が高い?証明はされてない。高アルドステロン作用を持つ。利尿作用が強いので、フロセミド+スピロノラクトンorトラセミドなど使い分けができる。

高齢者に投与しても成人男性とパラメータに変化なくBAも良好、個人差なく使用できる。

 

余談

利尿薬すべてに言えることではあるが、すべて作用機序は同じであり、効くまで増量すれば効果はみな同じになる。長く効かせたいか、電解質異常をきらうかなど要素もあるがフロセミドで効果が出ているならば薬物を変更する必要はないということ。

低ナトリウム血症はチアジドの方が起きやすい

 

 

 

参考資料:利尿薬を使いこなそう TheBasics 日腎モーニングセミナー201

https://www.marianna-kidney.com/wp/wp-content/uploads/2019/06/2012603.pdf